葛飾の改修

2017.9 竣工

 葛飾の改修
構造・規模 : 木造 2階建て
延床面積 : 100㎡程度
設計・監理: 星野千絵
施工 : 内田晃晴(有限会社田工房)
撮影 : 山内紀人

築20年ほどの戸建て住宅の改修計画。東京都葛飾区の住宅街にあります。

既存の間取りはLDKといくつかの個室を持つオーソドックスな形で、尺グリッドにきれいに乗っています。その基本的な形と今までの暮らしを活かしながら、新しい読み替えができないかと考えました。既存の個室およびリビングはプライベート性が高く、廊下から入ると袋小路のような内向き感がありました。そこで、部屋だけを取り出し、窓や出入口,クローゼットの扉などをみんな同じ「開口部」として捉えなおしてみました。すると、部屋はたちまち開放的で穴だらけの箱に変わります。「開口部」の向こうは外部であったり廊下や収納であったりそれぞれですが、それらに共通するデザインをすることで、間取りは既存のままでも、隣地や廊下との距離感、部屋同士の関係性を新しいものに、より明るくて伸びやかな空間に読み替えていきたいと考えました。

LDKは新たにリビングとキッチンに分け、その間仕切り部分も新たな「開口部」として考えました。外部への開口部は、カーテンを閉めた状態でも開口部として見えるよう、枠勝ちにしています。